シャンプーに適した時間や温度

●シャンプーに適した時間とは?

シャンプーは、適度な時間をかけてしっかりと洗うことで、頭皮の汚れを落とし、皮膚や髪へのダメージを減らすことができます。洗いすぎるとよくないというイメージをもっているかもしれませんが、8分から10分かけて、しっかりと頭皮をマッサージしながら、汚れを落とすというのが理想のシャンプーの仕方です。

おそらくほとんどの人が、1分から2分程度で、ささっと洗ってコンディショナーをしていると思うので、どちらかというと、しっかりと洗えていない人が多いということになります。

はじめてシャンプーにかける理想の時間を聞いた人は、時間の長さに驚いたかもしれませんが、頭皮というのは、自分が思っている以上に汗をかく場所なので、たった1日でも毛穴の中にはたくさんの皮脂が存在しています。これらの皮脂は、頑固な汚れなので、軽くこすったぐらいでは落ちません。

しっかりと頭皮をマッサージするようなイメージで、頭皮を優しく洗いましょう。また、シャンプーをする時間帯に関しては、朝からシャンプーをする人も多いとは思いますが、朝からシャンプーをしてしまうと、毛穴が開き紫外線に弱くなってしまうので、もしも可能であれば、シャンプーは夜にしたほうが良いでしょう。

●シャンプーに適した温度とは?

シャンプーの温度は、熱すぎても冷たすぎてもいけません。だいたい36度から40度の間ぐらいの温度だと、頭皮の乾燥も防げるので理想です。

あまりにも熱すぎると、頭皮を痛めてしまい、白髪や抜け毛の原因になる可能性もあるといわれているので、十分に気をつけてください。

逆に冷たすぎるとどうなるかというと、頭皮を痛めることはありませんが、汚れを十分に洗い流すことができなくなります。

シャンプーをするときのお湯の温度の目安は、自分の体温よりも高いぐらいがちょうどいいという風に覚えておいてください。

●シャンプーの仕方

シャンプーは、お湯で濡らしてシャンプーとリンスやコンディショナーをただやればいいというわけではありません。頭皮と髪をいたわるための効果的なやり方というものがありますので、覚えておきましょう。

まずは、しっかりとブラッシングをして、髪をきれいにとかしましょう。髪は濡らす前のほうが効果的です。ブラッシングを軽くするだけで、髪の表面について汚れも落とすことができますので、シャンプーの効果があがります。

次に、お湯ですすいでいくのですが、お湯ですすぐ際には、2分程度しっかりとすすぎらいをしましょう。ただ髪を濡らすだけというよりも、お湯だけである程度の汚れを落とすという気持ちですすぐことが大切です。

割合的には、7割から8割の汚れをこの段階で落とすのが理想です。すすぎの段階で、しっかりと汚れを落としておくと、シャンプーの泡立ちも良くなります。

しっかりとすすいだら、2分ほどかけてしっかりとシャンプーで頭皮を洗い、まんべんなくマッサージができたら、5分程度かけてしっかりとすすいでください。

●シャンプーの注意点

シャンプーは、やりすぎると頭皮を痛めてしまいます。夏などは、朝と夜の2回シャンプーで頭を洗う人も増えますが、皮脂を洗い落としすぎると、逆効果になる場合もありますのでご注意ください。

皮脂は、洗い流せば流すほど、分泌量が増える傾向にあります。何度も洗うよりも、1回のシャンプーでしっかりとマッサージをして、洗い残しがないようにすることのほうが大切です。

洗い残してシャンプーの成分が頭皮に残ってしまうと、フケや抜け毛、白髪の原因になります。