ブラッシングの効果と適切なタイミングとは?

ブラッシングの効果

毎日、髪を触ったり、帽子をかぶったりと目に見えにくい汚れがつきます。汚れとは、ホコリ、フケ、抜け毛などです。ブラッシングをすることで、シャンプーで落としきることのできない汚れを落とすことがきます。

また、清潔な頭皮環境をつくることで、新しく生えてくる髪の毛も育ちやすく、強くて健康な髪を育てることができます。

頭皮の血行促進による育毛効果

ブラッシングは、頭皮をマッサージした時と同等の効果が得られます。ブラシのピン(先)が頭皮を刺激することで、血行促進、頭皮環境の改善、過度な抜け毛や薄毛を防ぐ効果が期待できます。

特別な使い方をする必要はなく、パドルブラシのブラシピンを軽く頭皮に当てながらブラッシングするだけで大丈夫です。

髪のツヤ、潤いをもたらす効果

頭皮は乾燥を防ぐために、皮脂を分泌しています。何もしない状態だと、皮脂は根元~中間までにしか行き渡りません。ブラッシングをすることで皮脂が毛先にまで届くようになるため、髪の毛先が潤ってツヤが生まれるのです。

そして、根元から毛先に向かってブラッシングすることで、開いたキューティクルが整い、皮脂がキューティクルをコーティングし、髪にツヤがうまれるのです。

基本的なブラッシング方法

ブラシは、毛先から優しく通していきます。根元から毛先に向かって一気に髪の毛をとかす人が多いと思いますが、それはNG。ブラッシングの際に、強く引っ張りながらとかしてしまうと、切れ毛や本来抜けなくてもよい髪の毛まで抜けてしまうことに。髪に負担を与えないためには、髪をとかす順番が大事なポイントです。

まずは、髪の毛をとかしやすいように、髪の毛を小分けにしたら、髪の毛の長さに対し、根元、中間、毛先の3つの部分に分けて考えます。最初にとかすのは、ダメージがあると絡まりやすい毛先。次に、中間。そして、最後に根元の髪をとかしましょう。

そうすることで、髪への負担が減り、抜け毛や切れ毛も少なくなります。髪の毛が短い方も同様に毛先からとかしてください。

髪をとかすタイミング

朝起きたときや、おでかけの前の身だしなみを整えるとき以外で、髪をとかすタイミングでおすすめなのが、シャンプーをする前です。髪の毛をとかすことにより、髪の毛についたホコリやフケなどをある程度取り除くことができます。

また、ブラッシングをした後、お湯で洗い流すだけで、汚れを8割ほど落とすこともでき、お湯が頭皮までしっかり浸透するので、シャンプーの泡立ちがよくなるメリットもあります。

シャンプー前に必要なブラッシング

髪を洗う前には、下準備としてブラッシングを行いましょう。ブラッシングをすることによって、髪のホコリや汚れをある程度取り除くことができます。ホコリや汚れが落とせれば、お湯の通り道ができて、シャンプーが効率的に進みます。

また、髪全体をブラッシングすることで、血行を促進し、汚れを浮かせることもできます。ブラッシングする際のコツは、頭皮をマッサージするようにブラシを進め、頭皮からかきあげることです。

髪の毛先から始め、前髪から頭頂部へ、サイドから頭頂部へ、うなじの辺りから頭頂部へとブラッシングを行います。髪が短い場合は手ぐしでも大丈夫です。スタイリング剤などをつけている場合も、手ぐしなどでとかしておきましょう。

からまっている髪の毛は無理に引っ張ったりせず、優しくときましょう。髪がからまったり汚れが多くついた状態で洗い始めると、シャンプーにかかる時間が長くなり、結果的に髪に大きな負担を与えてしまいます。

効率的に髪を洗うため、しっかりブラッシングしておきましょう。

髪が濡れた状態でブラッシングはダメ

シャンプーの後、髪がぬれたままブラッシングするのは避けてください。髪はぬれると水分を含んで膨張し、柔らかくなるため、ダメージを受けやすくなります。

この状態でブラシを使ってとかすと、切れ毛や枝毛などの原因になってしまうので、ブラシを使う場合は、先にドライヤーで髪の毛の根元のほうからよく乾かしてから使いましょう。